サンゴに優しい日焼け止めご紹介
沖縄のサンゴが危機!?
サンゴ=海の中の森です。サンゴがある海は生態系のバランスが良く、豊かな海だと言われています。
皆さんも、テレビなどでよくご覧になっていると思います。
透明度の高い海に、サンゴの森。小さな色とりどりの魚や貝など海の生物たちが群れ集まって、まさに豊な海の象徴ですよね!
しかし…!!近年、世界各地のサンゴが「白化現象」により枯れて死んでしまった、というニュースがよく聞かれます。
日本でも、昨年の環境省の調査で、石垣島・西表島間に存在する日本最大のサンゴ礁も大きなダメージを受けていることがわかりました。
沖縄Loveな私たちにもショックな話です…。
原因は一体なんでしょうか?
環境省のホームページを見ますと、
海水温の上昇や、陸地からの土砂・ゴミの流れ込みによる環境汚染などにより、サンゴがストレスを受けて白化の原因となったり、
サンゴを食べるオニヒトデの原因不明な大量発生などが挙げられています。
また、いろいろ調べていくと、私たち観光客が海で使用する「日焼け止め」にも、
サンゴを白化させる成分が含まれていることが分かりました。
え~~!日焼け止めも白化の原因に!?
サンゴを白化させる有害成分として代表的な、パラベン、桂皮酸、オキシベンゾン、カンファー抽出物は「紫外線吸収剤」や「防腐剤」として使用されています。
私たちが海で使う日焼け止めなんて、「ちょっとの量だから平気でしょ?」と思われるかもしれません。
ですが、、、その「ちょっとの日焼け止め」はサンゴを白化させる十分な量らしいのです。
何気に使用している日焼け止め・・・こんな問題も・・・
…市販のUV日焼け止めクリームを1ppm含んだ海水中でサンゴを飼育するといった実験をしたところ、たったの4日でサンゴが完全に白化したそうです。
この時の1ppmといった量は、UV日焼け止めクリームを塗って海水浴をした時に海に溶ける濃度です。…
あわてて家に置いてある、去年海で使った日焼け止めの成分を確認したところ、有害成分が含まれていました。
きゃ~~!さんごちゃん、ごめんなさい!!
調べてみると、日本で販売されている約3500種類以上の日焼け止めに、サンゴに有害な成分が含まれているそうです!
- ・オキシベンゾン(紫外線吸収剤成分)
- 別名:ベンゾフェノン・ジビドロキシベンゾフェノンなど
- ・アボベンゾン(紫外線吸収剤成分)
- 別名:ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど
- ・オクティノセート(紫外線吸収剤成分)
- 別名:メトキシケイ皮酸オクチル・パラメトキシケイ皮酸エチルヘキシルなど
- ・エチルヘキシルメソキシセノテート(紫外線吸収剤成分)
- 別名:クチノキサート・メトキシケイ皮酸エチルヘキシルなど
- ・ホモサレート(紫外線吸収剤成分)
- 別名:サリチル酸フェニル・サリチル酸ホモメンチル・ヘリオファンなど
- ・オクチサレート(紫外線吸収剤成分)
- 別名:サリチル酸エチルヘキシルなど
- ・オクトクリレン(紫外線吸収剤成分)
- 別名:2―シアノ―3,3―ジフェニルプロパ―2―エン酸2―エチルヘキシルエステルなど
情報提供:「サンゴに優しい日焼け止め」プロジェクト
う~ん、いっぱいありますね。
これらの成分が含まれいない日焼け止めを購入したいのですが、有害成分を別名表記されていたらさっぱりわかりません!
よつばのオススメ日焼け止めはコレです!
サンゴにやさしい日焼け止めを選んであげたいけど…でも、よくわからないという方のために、 サンゴに有害成分が入っていない、3種を紹介いたします。
- ① サンゴに優しい日焼け止め(写真左)
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沖縄生まれのこの日焼け止め、その名も「サンゴに優しい日焼け止め」です。
よつばでこの啓蒙活動を広めようと思ったきっかけになった商品です。
沖縄の自然素材を使用した、「サンゴを守るために」造られた日焼け止めです!
SPF30(SPF1=20分)。 2017年夏、「海に行きます!」というお客様、よつばでお配りしておりますので、お声をかけてください!
商品詳細はこちら:「サンゴに優しい日焼け止め」プロジェクト - ② エコロジカルスキンケア (写真中央)
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こちらは、紫外線大国オーストラリアからやってきました日焼け止めです。
さらっとしたつけ心地なので、化粧下地として普段使いにもおすすめです!
SPF30。
- ③ ソレオ オーガニックス (写真右)
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こちらも、オーストラリアからやってきた日焼け止めです。
オーガニック・ナチュラル成分のみ使用で、敏感肌やお子様にもおすすめです。
ウォータープルーフですので、海やレジャーで水に使ってもはがれにくい日焼け止めです。 SPF30。
日焼け止め選びは「ノンケミカル」「ノンナノ」表示が簡単
よつばオススメ以外にも、もちろんサンゴに優しい商品はあります!
ここでは、選択のポイントとなる商品表示についてご紹介します!
- ① 紫外線吸収材不使用
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日焼け止めには、紫外線を防御する成分材料として、大きく2種類に区別されます。
それが、「紫外線吸収材」と「紫外線散乱剤」になります。
多くの日焼け止めは、その両方を混ぜて製造されているようですが、 《サンゴに非常に有害な化学的根拠のある成分》で挙げられた薬品は「紫外線吸収材」ですので、 「紫外線吸収材不使用」と表示されているものをお選びください。
「紫外線散乱剤」にもいろいろありますが、現時点では「酸化亜鉛」が人に優しい♪ということです! - ② ノンケミカル(ケミカルフリー)
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これは、化学薬品を使用していないという意味ではありません。
「紫外線吸収材」を使用していません、という表示で、①の紫外線吸収材不使用とイコールになります。 - ③ 理想を言えば…ノンナノ
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日焼け止めで「紫外線吸収材」を使用しない場合、「紫外線散乱剤」をします。
でも、「紫外線散乱剤」は、塗ると肌になじみにくく、白浮きしやすいというデメリットが…。
そこでどうするかというと、粒子をすっご~~~~く小さくして「紫外線散乱剤」を扱いやすくしちゃおう!というのが、 「粒子のナノ化」という技術になります。
ナノ粒子は1ミリの100万分の1という小ささで、生物の細胞間から体内に入り込んでしまいますが、 それによりどういった影響が出るのかがわかっていないのが問題視されているようです。
ナノ粒子はまだまだ新しい技術なので、研究が十分に進んでいないとのことです。
10年後もキレイなサンゴを見るために…
20年近く前、沖縄の海を初めて見たときに「この青さ~!神様いるべ~~!!」と、
感激したのをはっきりと覚えています。
そして現在…甥っ子二人とも一緒に沖縄へ行くようになりました。
この子達が大人になっても「変わらないな~」「やっぱりキレイだなぁ」と海を見てもらいたいと思います。
《参考サイト》
・https://faavo.jp/naha/project/1451
・http://www.jcrs.jp/wp/?page_id=622
・http://www.env.go.jp/press/103439.html
・http://obio.c-studio.net/science/197.htm
・http://binkanhada-skincare.net/nonchemi-nonnano-hiyakedome/
ステキなサンゴの写真をご提供いただきました。
石垣ダイビングショップ・メビウス